専用出品です。備前の重鎮 原田拾六の乱張小蕪徳利です。2010年頃に銀座黒田陶苑で購入しました。「乱張」は拾六氏独自の技法で、いちど成形した器体の上に土を張りつけるものです。不規則なクラックが目をひき、存在感は抜群です。本作は「小蕪徳利」と箱書にあるとおり、一人用の小さな徳利です。容量は1合くらいで、独酌の供に最適なサイズ感です。一般的な2.5勺の猪口との比較画像を載せていますので大きさの参考にしてください。また本作には氏が「太閤石」と呼んでいる白い石が何ヵ所か埋め込まれておりアクセントになっています。氏も80歳を過ぎ、しばらく前から旺盛な作陶活動はできていないと聞きます。また、弟子として活躍が期待された小出尚永氏も残念ながら2020年に40歳余の若さで亡くなられました。「拾六備前」の新作を目にする機会は今後あまりないのかもしれません。サイズは径約70~75mm、高約80mmです。共箱、共布が付属します。種類...備前焼
商品の情報
カテゴリー | おもちゃ・ホビー・グッズ > 美術品 > 陶芸 |
商品の状態 | 目立った傷や汚れなし |